Q.01 電量滴定法で測定中にカウントが減少することがあるのはなぜですか?
A.01 「滴定継続時間」を設定していてスタート時のBGレベルより低くなった場合に起こります。試料の水分が低すぎる場合や、酸化性物質を含み妨害反応(ヨウ化物を酸化する)が起こる場合などが想定されます。

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Q.02 容量滴定法で、試料の水分は100%抽出されているのでしょうか?
A.02 試料は脱水溶剤に溶解させるのが望ましいのですが、不溶解でも均一に分散していれば抽出できていると考えています。試料により、液体でも不均一だったり、大きなかたまりのままでは抽出が不充分な場合もありますが、一般的に水分は脱水溶剤に対して非常に早く抽出されます。

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Q.03 乾燥減量法とKF法で値が異なりましたが、なぜですか?
A.03 試料により状況は様々です。乾燥減量法が高い場合は、加熱により水分以外の物質の損失が考えられます。KF法が高い場合は、KF反応に対して妨害反応が起きている可能性があります。妨害反応のうち一部は、それを防ぐ測定方法がありますので、ご不明の場合はお問い合わせください。

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Q.04 電量滴定法・容量滴定法の分析精度と定量下限は?
A.04 分析精度と定量下限は、試料の種類や水分量,試料の取り扱い,操作の習熟度、装置や試薬の状態などいろいろな要素が関係します。分析性能のめやすは以下の通りです。
水分量(分析値)と相対標準偏差のめやす
電量滴定法相対標準偏差(RSD)容量滴定法
100μg以下10~30%以内1mg以下
100~1000μg5%以内1~5mg
1000μg以上3%以内5mg以上

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